はじめての組込みOS (1)
はじめに
最近普段触れないような技術的分野について知識をつけたいなと思いまして,急に飛躍しますがOSについて勉強することにしました. (先輩のなにげない一言から決めました笑)
My PCがMacbookなのでOS Xで問題なく学習できる書物を探していたら,「12ステップで作る組込OS自作入門」という本を見つけ,購入しました.
この本を選んだ理由としては,以下の通りです.
- こちらのブログを見て思いがドンピシャだった.また初心者でも実際に手を動かして無理なく知識をつけることができるとオススメされていた.
- OS Xで試してみた内容をとてもわかりやすくまとめてくれている.
- 公式サポートページが充実
はじめは汎用OSについて勉強するつもりでしたが,この本を即買してしまったため組込みOSになりました. ちょうどハードも触りたいなと思っていたので,良しとしました.
自分がやった内容について記録しアウトプットする意味を込めて連載形式で書いていきたいと思います!
必須アイテムを集めよ
まず本の他に学習を進めるうえで必要なものを準備します.
- H8/3069Fネット対応マイコンLANボード(完成品)
- USB変シリアル変換ケーブル
- Macbookにはシリアル端子がないため.
- iBUFFALO USBシリアルケーブル(USBtypeA to D-sub9ピン)0.5m
- 超小型スイッチングアダプタ AD-D50P100
- シリアル延長ケーブル (買いそこねた!!!)
ちなみに,本とマイコンなど必要なパーツを含めた入門セットがあります.こちらを買った方が楽だし,確実だと思います.
今回やったこと
Macで環境構築;『12ステップで作る 組込みOS自作入門』を参考に,
- binutils-2.19.1のビルド
- クロスコンパイル用gcc-3.4.6のビルド
- クロスコンパイル用gcc-3.4.6へのパッチ当て
- フラッシュROM書き込みツール「kz_h8write」のビルド
をやりました. binutilsとgccにのバージョンは本に記載されているのと同じです. Hello worldまでやりたかったが,延長シリアルケーブルの購入をわすれていた(必要ないと思っていた..)のでここで中断. 秋葉原まで行く時間がなかったので,amazonでこれを注文しました.
早速出鼻をくじかれてしまったが,今回はここまで.