ファシリテートをする際に気をつけたいこと
はじめに
最近,会議でファシリテートをすることが多くなり,自分でノウハウを持ちたいと思っていた.
そこで,出会ったのがこちらの本
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世界一やさしいと銘打つだけあって,小説形式ですごく読みやすく,内容もわかりやすかった.
意識したいことの備忘録として,書いておきます.
まず,ファシリテータの役割
会議とは何かを決める場である.
ファシリテートとは,何かを決めることを促進する・容易にすること.
気をつけるべきこと
- 自分の意見を押し通しすぎるな.意見を言う自分と客観点にファシリテーションする自分を使い分けろ
- やるべきことを決める場合,誰が いつまでに 何をするかまで決めよう
- ファシリテータとは,必ずしも司会者として,場を仕切るだけではない.参加者として会議を進行する隠れファシリテータもある
- 決まったこと,やるべきことを確認したら,会議のあとに参加者にメールといった手段で確認するようにしよう.記録になるし,催促する効果あり.
- 会議をはじめる前に,会議の目的の明確化と会議の終了条件を参加者皆で共有すべし.目指すべき方向を定めておく.
- 会議で無駄な時間は,資料を読み上げる時間だ.個々で黙読したほうが遥かに早い.
- 書くファシリをはじめよ.議論を可視化し,噛み合わせられるようにすることがメインで,キレイにまとめることではない.
- 会議の前には準備せよ.4つのPをまとめよ.
・Purpose:会議で達成したい目標
・Process:会議の終了条件にどうやってたどり着くのか,どの順番で何を議論するか.会議の流れを考える.
・People:会議に必要な人間を漏らさず呼んでいるか.貢献しない人は呼ばない.
・Property:会議に必要なものの用意.部屋,ホワイトボード,付箋とか - 会議は主催者が作るものではなく,参加者全員に会議をよくする責任があり,少しでも生産性を高め,よい会議とする責任があることを忘れるな.